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導入事例 Case Study

 品質管理とは、「 買手の要求に最も適合する品質の製品を、最も経済効率良く生産するための手段の体系のこと 」と定義されています。

 一般的に「QC七つ道具」「QC新七つ道具」などが知られていますが、ここでは一般的に品質管理を進めていく手順をご紹介致します。

1) 品質特性の選定
2) 品質標準の設定
3) 作業標準の決定
4) データ採取
5) 分析確認
6) 作業方法の見直し
7) 作業の継続


1.品質特性の選定

Now Printing まず、管理しようとする品質特性を決めます。

 品質特性とは、製品・サービスなどの品質を構成する要素のことをいい、例えば、鉛筆の品質特性は、芯の硬さ、消しやすさ、磨耗性等となります。

 

 また、品質特性を決める場合の一般的な留意点は下記のとおりです。
 1 工程の初期に結果が判明するものであること
 2 工程の状態を総合的に表すものであること
 3 測定し易く、工程に対して処置のとり易い特性であること

 

 

2.品質標準の設定

Now Printing 選んだ品質特性に関する品質標準を設定します。

 品質標準とは、サービスや製品の仕上がり具合がどの程度なら合格で、お客様に引き渡して良いのかという判断基準のことです。

 

 

 自社がどの程度の品質レベルを達成しようとするか、またはどのような特徴を持たせようとしているのかは、事業運営上、大切なことです。

 競合他社との差別化を図り、どの程度の品質レベルを目指すのか、高い品質レベルを設定するとコストもそれなりにかかる場合もあります。

 顧客要求事項を踏まえ考慮することが大切です。

 

※品質の種類

 企画品質: 商品企画段階で決まる品質(顧客要求品質)

 設計品質: 設計者が目標として狙った品質のこと

 製造品質: 実際に製造されたものの品質(適合品質)

 使用品質: 顧客に製品が渡り、実際に使用したときの品質

 

 

3.作業標準の決定

Now Printing 品質標準を満足させるための作業方法を決定します。

 作業標準とは、「作業条件、作業方法、管理方法、使用材料、使用設備その他の注意事項などに関する基準を集めたもの」です(JIS)。

 

※作業標準と標準作業

 作業標準と標準作業は、同一視されやすいですが別個のものです。

 作業標準とは、標準作業をおこなうための諸標準のことをいい、作業上の経済的な条件を標準として決めたものです。これに対し、

 標準作業とは、安全に、良い製品を、安くつくるため、人と物と設備の最も効率良い組合せを考え、「タクトタイム(作業時間)」、「作業順序」、「標準手持ち」を決めそれに基づいて行う作業です。

 

 

4.データ採取  5.分析確認

Now Printing 作業標準にしたがって製造し、一定期間のデータをとり、製品の検査結果を品質標準と比較して評価します。

 製品に相違があれば、品質標準にあうような対策を施すします。

 

 

 工程能力図、ヒストグラム等により、各データが品質規格を満たしているか、管理図により、工程が安定しているかを確認します。

 

 


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